対面授業率公表に関する大学生への声【大学生アンケート】

アンケート結果の公開にあたって

昨年12月23日に文部科学省より大学の面接授業の比率が公開されました。
それと同時にSNS上ではたくさんの意見が溢れました。
私たちはなんとかこの声をまとめ、何らかの方法で発信する必要があると考え、約一か月かけて学生や保護者などの意見を集めました。
このアンケートを開始するやいなや、大学関係者を名乗るアカウントから大きな非難の声が浴びせられました。
学生や保護者の声が公開されることに何の問題があるのでしょう。
実際、「匿名のアンケートだからオンライン授業を希望するという意見を学生を装って回答して妨害しよう」と煽動した教員もいます。

私たちはどちらの意見が正しい、ということではなく、事実や学生保護者がどう受け止めているかを伝えたかったのです。
残念ながら、そのような表明があった以上は「オンライン授業がいい」という意見は虚偽の可能性があります。ただ、それを削除するのではなく、色分けすることで今回すべての意見を公開することにしました。
自動回答ツールによる嫌がらせも300件ほどあります。
そのような回答を除いても、貴重な声は500件ほど集まりました。

すべて自由回答という形をとったので、心に溜まっていた気持ちをたくさんの言葉で回答してくださった方も何人もいらっしゃいます。
このアンケートの結果を大学をはじめとして大学に関わる方々がどのように受け止められるかはわかりません。虚偽のものと軽んじられてしまうこともあるでしょう。

それでも学生や保護者の心からの叫びがこの中に多くあることは間違いのない事実なのです。
文部科学省からの様々な働きかけにもかかわらず、実態では面接授業をほとんど行わない大学が数多くありました。
大学側は「オンラインでも通常の面接授業と変わらない学びを提供している」と公言してきました。本当にそうでしょうか?授業は授ける側だけのものなのでしょうか?

昨年12月に総務省中部管区行政評価局より「緊急時における大学の遠隔授業に実施に関する調査」が公表されました。そちらの調査では、通信状況の悪さや料金の高さ、学生の精神面での負担などが明らかになっています。現代の科学技術や我が国の整備状況を考えても「対面と変わらない」状況で受講できた学生はそう多くないと思います。

オンライン授業はあくまでも「未来の学び」であり現在の学びの形としては成立するものではないのではないかと考えます。
また大学は前期の間、学生の精神面でのケアをおろそかにしてきました。
国立情報学研究所でオンライン開催されていたシンポジウムで九州大学の久保千春総長(当時)が4/17に「心身のケアの重要性」ということで講演されています。

もっとこのような情報が広く共有されていれば今のように苦しむ学生は増えなかったのではないかと残念でなりません。
今回のアンケートでも精神面での苦痛を訴える声が多く聞かれました。
またSNS上でも常にそのような声は見られます。
「小中学校とは違う」「学生の家庭にいる高齢者が」と様々な「言い訳」がこの一年メディアやインターネット上で多く見られました。

政府の言葉を借りればこれからは「WITHコロナ」の時代です。
ただキャンパスを閉ざし、費用を負担する学生に立ち入るなと命令するのはキャンパス内での感染を「ゼロ」にしているだけで国全体の感染対策には全く影響のないものです。事実この一年、大学生はキャンパスに行かないにもかかわらず感染者数は増え続けてきたではありませんか?

「WITHコロナ」は萩生田大臣が会見などでおっしゃっている「知恵を絞って」「工夫して」感染対策を行いながら学生に元通りの教育を受けさせることを言うのだと思います。

大学は「知の拠点」などと表現されています。どうかその集まった「知」を学生たちの学生らしい生活を送る支えとして使っていただくことを願ってやみません。

最後に、大学生ならば保護者ではなく学生が声を上げるべきだという意見も多くあると思います。
慣れないオンライン授業の受講で心身ともに疲弊している学生にこれ以上の負担を負わせるのは人として心苦しく感じました。過保護といわれればそれまでですが、私たちは我が子だけのためにアンケートを行ったわけではなく「世間の大人」として学生たちへのエールの気持ちを込めて行ったつもりでおります。

大学生保護者有志一同

アンケート結果の閲覧

以下のPDFよりご参照ください。

最新情報をチェックしよう!
>大学生の現状についてのアンケート

大学生の現状についてのアンケート

大学生の現状について調査するため、大学生の方はぜひアンケートを実施しました。 結果のまとめはこちらからご覧ください。

CTR IMG